Taste of Achar

ボリウッド映画とインド生活時の忘備録。。。

-Brahmāstra: Part One – Shiva / ब्रह्मास्त्र (2022)-

Bollywood No.038

Brahmāstra: Part One – Shiva (2022)

全く見る気はなかったのに前回の映画鑑賞時、予告編を見た女房が熱烈に希望したためまたまたやってきました! IconSiamシアター。

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女房はハリウッド映画の「X-Men」が好きなんですよね。

ザックリ言ってしまえば、このBrahmastraはインドならではのスパイスを効かせたインド版X-Menでしょう。

 

テキトーに解説

古代インドの賢者はastrasというエネルギーを持ってます。

賢者達はastrasを駆使して、その中でもっともエネルギーが強いBrahmāstraをコントロールしていました。

この賢者達をBrahmānshと呼ぶ!

といったAmitabh Bachchanのナレーションで映画はスタート

 

いきなり訳がわかりませんが、これを覚えておかないとこの後のストーリーに乗り遅れます。

 

要はこのastrasを使って世界征服を企てる組織と戦う!みたいなストーリー

ここに古代インドのなんちゃらが入ってくるのでX-Menがインドテイストになります。

 

冒頭の舞台はムンバイのドゥルガー・プージャー

ドゥルガー・プージャーといえばベンガルが有名で、自分も毎年コルカタのドゥルガー・プージャーを見に行ってました。*ヴァーラーナシーも同じく有名で1度参加したことがあります。

 

ここで主人公のShiva(Ranbir Kapoor)とヒロインIsha(Alia Bhatt)が出会いストーリーが進むわけですが、こういったアドベンチャータイプの映画はよくわからん専門用語が出てくるのでそれさえ事前にわかって入れば先が分からないほど楽しいものです。

なのでストーリーには触れない。

 

因みにこのBrahmāstra、全3部作で残りの2作は同時に撮影を予定しており2025年以降に公開予定。

Cast 

Ranbir Kapoor as Shiva

意外にもRanbir Kapoorの紹介は初めて

2020年に亡くなった父Rishi Kapoor  母Neetu Singhを持つサラブレッド

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今年4月には本作で共演のAlia Bhattとも結婚し現在Aliaは妊娠中。

これによりKapoor familyとBhatt familyという巨大な映画カーストが結ばれることになりました。

Aliaの話はひとまずおいておいて、Ranbirも今年39才になりました。

彼が役者デビューした2007年はインドに居たので彼の作品をみる機会が多くそれなりに評価もしていたのですが、キャリアを続けているうちにやたらのこだわりの強い俳優になっており演技を磨くより人と違うことをやってやろう!といった感じがしました。

まさにAamir Khanのキャリアをコピーしているかのように、、、。

 

このBrahmāstraですが、まだPart Oneなので評価は早いですがミスキャストのような気がします。もちろん彼がプロデューサーの一人なのでなるべくしてなっているのでしょうが、、、。

彼はダンスはデビュー当時から抜群に巧い! でもまともなアクションを観たことないんですよね!?

キャラクター設定からAjay DevganやSunny Deolのような超人やSRKやHrithik Roshaのようなスタイリッシュなアクションである必要はないですが雰囲気が悪いんですよね。

やはり彼はトレンディドラマの主役が一番合っているのかな~と思います。

 

インドに居たときの彼の評価はまだRishi Kapoorの息子でダンスが巧い!程度でしたがいまではすっかりボリウッドのトップに成りましたね。

 

Ranbir Kapoorおススメの3本

Ajab Prem Ki Ghazab Kahani(2009)

今のところインドの劇場でみた最後の作品

Ranbirの得意技はこの手の作品でしょう。

共演のKatrinaとはこの後プライベートで話題になりました。

 

Barfi! (2013)

名作と言っていいでしょう!

個人的にはRanbirの演技でベストは本作

 

Yeh Jawaani Hai Deewani (2013)

監督・脚本はBrahmāstraと同じAyan Mukerji

Ranbir節前回の作品も音楽の方が有名

Badtameez Dil


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恐らくインドでは至る所でかかっていたでしょう!

バンコク、チャオプラヤーディナークルーズの船上でガンガンこの曲がかかっていたのには驚きました。

 

Alia Bhatt as Isha Chatterjee

前述の通り本作は夫婦共演

登場時間は長いですが、特に目を見張る演技はしてません。

ちょっとした不思議ちゃんやムスッとしたヒロインをやらせると巧いですが、個人的な評価はRanbirと同じであまり高くありません。

特にRanbirと付き合いだした2018年以降は彼の影響を受けていたのか?力んだ演技が目立ちます。Gangubai Kathiawadi(2022)なんかは特にそうかな~

妊娠しているので次回作はどうなるかわかりません、比較的出演作を避けていたのでこれを機に少しAliaの作品を見て勉強しなくてはいけません。

Amitabh Bachchan as Raghu

今更説明不要のBig B
この人の出演作は100本以上はみてますが、ここでは4回目の登場

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Brahmānshのリーダー

3つに分かれたBrahmāstraの一つを持っている

まあX-Menでいう所のPatrick Stewartですね。

重要なキャラではありますがBig Bである必要はありませんでした。

 

Mouni Roy as Junoon

とりあえずPart Oneでは実態のある中で最大・最強の悪役

ほとんど知りません

映画に数本出てますが基本的にはTV界のトップ女優。

見ての通りかなりの美女で妖美といったフレーズが合います。

かなりの悪なので表情は一辺倒であまり演技力はみられませんでしたが存在感抜群の悪でした。Part Twoでの登場も期待!

 

Nagarjuna Akkineni as Anish Shetty

よく連れてきましたね!

テルグ映画界の大スターですがほとんど作品を観たことないので多くは語らず。。。

Brahmāstraの一つを所持するBrahmānsh

 

Shah Rukh Khan as Mohan Bhargav

公開前に情報を入れとかないでよかった。。。

いきなりSRKの登場に興奮できます。流石に女房もSRKはいきなりでてきてもわかるようになり同じく盛り上がってました。

アクションの動きや見せ方が完全にRanbirの上を行っているのでこのような特別出演のチョイ見せにしておかないと主役を食ってしまいますね。

登場は序盤の10分くらいですが流石の貫禄

因みにキャラクター名Mohan Bhargavは本作と同じAyan Mukerji監督作『Swades(2004)』でSRKが演じた役名と同じ

Brahmāstraの一つを所持するBrahmānshの一人

 

Music Scene

序盤にダンスシーンがありますが、全体的に音楽は全く印象なし。

 

まとめ 

映画を観終わって。。。まだPart Oneなので総評はできませんが、まず最初に浮かんだのが「製作費は過去最高じゃないの?」それほど内容よりCGなど技術面は印象的。

調べたところやっぱりボリウッド歴代1位の製作費(インド全体では歴代3位)

 

公開前のトレイラーから子供うけする映画の為流石に家族で見に来られている客が多かったです。しかし2回観よう!とか人に勧めよう!って作品じゃないですね。

恐らく製作費の元はとれないでしょう。

 

今回は女房の付き合いで見に来たので気楽に観てましたがアクションはミステリーがあるので飽きずに最後まで鑑賞できました。

Part Twoができれば見に行くと思いますがあまり考えることなく気楽に見ることにしましょう。

 

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