Taste of Achar

ボリウッド映画とインド生活時の忘備録。。。

汚れ役もこなすパンジャーブの演技派 Mahie Gill(マーヒー・ギル)

Bollywood Star file.8

Mahie Gill

ニックネームは"Rimpy"

本名はRimpy Kaur Gillなのでここからきているのと、Rimpyとは"Full of Love, Pretty"といった意味があり赤ちゃんの呼び名にすることが多いです。

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映画の配役によって美人なのか?そうでないのか?わからない時があります。※もちろんパンジャーブビューティーです。

ドロ~ンとした目と、口元が特徴的。

年齢(45歳)とキャリアに割に出演作は多くなく、知名度もさほど高くないでしょう。

とにかく一風変わった作品に出演することが多いのでかなり出演作については選んでいるのかもしれませんね。

ラブコメディなどにはほとんど出てなくダンスのイメージもありませんが演技力はピカイチ!特に怪しい映画で妖美な女性をやらせると現役ではボリウッドNo.1かもしれません。

経歴

パンジャーブ州チャンディーガル出身、大学もチャンディーガルなので根っからのチャンディーガルっ子ですね。

チャンディーガルのパンジャーブ大学では演劇の修士までとってますので前述の出演作選びはうなずけます。

因みにこのチャンディーガルのパンジャーブ大学自分も訪問したことがあり、市内のSector14をまるまる使った広大な敷地に広がってます。

 

Gillというファミリーネームですがボリウッドに出演しているパンジャービーでも

Jimmy Sheirgill(本名Jasjit Singh Gill)
Avtar Gill
Priya Gill

がいますが、恐らく皆さんのヒストリーはジャート族でしょう。

ジャートについては2016年に暴動化してニュースになりましたね。

 

大学卒業後、陸軍士官になる為3か月のトレーニングをしてましたがその最中に怪我をしてしまい断念。

その後は大学の演劇などに参加して演技のスキルを磨いていたそうです。

ボリウッドキャリアスタート

そして2003年、『パンジャーブの反乱』(1984)を元にしたボリウッド映画でデヴュー

※『パンジャーブの反乱』についてはコチラで触れてます👇

achar.pssamphran.com

数年は年に1本のペースで出演を続けます。

Khoya Khoya Chand(2007)にもでてますけど記憶にないですね?この作品劇場で見てるんですけど。。。。

 

そして運命の出会い、あるパーティでの出会いが彼女のキャリアを変えます。

奇才Anurag Kashyapと出会い彼の監督作にヒロインとして出演がきまります。

その作品が【Dev.D(2009)】

Devdasのリメイクではありますがよりファンキーな作品となっており、主人公DevとヒロインParoにAbhay DeolとMahie Gillを配役するという見事なキャスティングをしてます。

achar.pssamphran.com

この演技で彼女はFilmfare Critics Award for Best Actress(批評家賞)をいきなり受賞!

映画としては6部門を制覇してます。

全盛期

Dev.Dの翌年2010~2013年はMahie Gillの全盛期と言っていいでしょう。

2010の出演は特別出演のMirchは珍しくアイテムソングでの出演。

実質出演は1本のみ。

しかしこの1本が年間Top1!

サルマン・カーンが演じるチュルブル・パンディーの魅力全快

『Dabangg』

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Mahie Gillは主人公の弟のガールフレンド役で登場。

だらしない弟に惹かれてしまう貧しい田舎教師の娘が板についてます。

出番は多くはないですがこの手の役を演じるのはうまい。

そして本作の監督はAbhinav Singh Kashyap

Dev.DのAnurag Kashyapの弟さんなので彼女の出演に関係してそうですね。

 

2011年はまず

日本映画『運命じゃない人(2005)』からインスパイアされて作られた

『Utt Pataang』で超曲者名優Vinay Pathakと共演。映画はコケましたが、個人的にはなかなか好きな作品です。

単独主演作『Not a Love Story』NeerajGrover殺人事件という実在のバラバラ死体遺棄事件を元に作られた作品。Mahieは身体を張った演技をしており共演のの名コメディアンであるDeepak Dobriyalのキレた演技も見ごたえあります。興行はこけましたが新たなMahieの演技が見れて楽しかったです。

しかしこの年のメインはコチラ

『Saheb, Biwi Aur Gangster』

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現在まで三作ある最初の作品。

旦那様、奥さん、そしてギャング。。。題名の通り主要3人の裏切りに次ぐ裏切りのサスペンススリラー

同じ姓を持つJimmy ShergillとMahieが夫婦役というのがいい。ギャングのRandeep Hoodaもハマり役でしたね。

Mahieは現時点でキャリアベストでしょう。演技は高く評価されFilmfare Award for Best Actressでもノミネート※受賞はVidya Balan(The Dirty Picture)

シリーズは三作までありJimmy ShergillとMahie Gillは全てに出演。

 

2012年

ボリウッド映画には2本出演

Paan Singh Tomar、Dabangg2ともに出演時間が短く見せ場はなし。。

Paan Singh Tomarの監督はSaheb, Biwi Aur と同じTigmanshu Dhulia、Dabangg2は前作にも出演しているのであまり積極的に仕事をする気がなかったのか?

 

2013年

シリーズ第二作『Saheb, Biwi Aur Gangster Returns』

前作のストーリーを引き継いでおり続けてみなくては楽しめない。

本作ではMahie Gillがさらに存在感をましており意気込みを感じます。

どうもストーリーが重くてドロドロしているせいか興行はヒットしませんでした。

 

彼女の出演作はこれ以降みれていませんが、リストを見る限りまだまだ見なくてはいけない作品がありそうです。

今後見るべき作品

2014年以降、彼女の作品が見れていないのですが面白そうな作品いくつかあるようです。見るチャンスがあるかどうかわかりませんが、期待のできそうな作品を書き出してみます。

Wedding Anniversary(2017)

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落ち着いた大人のロマンス映画

どのようなからみになるのかわかりませんがNana Patekar共演だけで見る理由になる。

 

Saheb Biwi aur Gangster 3

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シリーズ第三作

SahebとBiwiは引き続きJimmy ShergillとMahie。

GangsterはRandeep Hooda(1作目)、Irrfun Khan(2作目)と来て今作は超大物!ほぼ本物のギャングSanjay Duttが登場。

前二作を見ている人にはもちろん必見!

未だ見れていないので見る前に前二作を見直す必要がありそうです。

 

まとめ

Dev.Dで初めて見かけて以来、とにかく気になってしまい出演作はひたすらチェックしてました。とにかく不思議なのがものすごい美人に見える時とそうでないときの差が激しく何とも言えない魅力を持った女優さんです。

相変わらず出演本数は少ないですが、一応キャリアは続けてくれそうです。

多くの女優さんが結婚と出産でブランク又は引退をしますが彼女はひとまず大丈夫そうですね。因みに現在シングルマザーで5歳の娘がいますね。

 

現在最新作はWeb ドラマ『1962: The War in the Hills』にDev.Dで共演のAbhay Deolと出演。

中印国境紛争を描いた作品。

監督がMahesh ManjrekarとこちらもDabanggで共演済。(Mahesh Manjrekarは役者として出演)

中国国境紛争(1962)はこの映画👇でも描かれてます。

www.pssamphran.com

なかなか良さそうなんでなんとか見れないものか。。。

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